弊社では基板分割以外に、各種樹脂成型部品を分割する分野にも取り組んでおります。
樹脂成型部品では、製造工程と生産効率上、部品とライナー(外枠部分)が一体となった状態で製品化される物が多数あります。
そういった類の成型部品は、生産後に製品とライナーを切り離す必要がありますが、
弊社の分割装置や分割型に於いて、容易、且つ、きれいに切り離す為に日々取り組んでおり、
試作から量産まで、幅広くサポート出来る様勤めております。
下記例は、射出成形機にて成形された携帯電話の部品を、外枠から製品を取り出す為のゲートカットです。
部品の材質は、ポリカ(ポリカーボネート)です。
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この形状に対し、弊社では試作用途と量産用途の2種の分割型を、これまでの経験や弊社技術、ノウハウを生かし作成致しました。
試作用途
トムソン型…トムソン刃を使い、ゲートのR面に合わせて刃物を曲げ、ベース材(樹脂系)に埋め込んだ型です。円筒形のピンは切断位置を正確に出すためのガイドピンです。
量産用途
彫刻刃型…ブロック状の鋼から、エンドミル加工により削り出した刃物をベース材に埋め込み、精度・仕上がり具合を向上させた型です。手曲げによるトムソン刃に比べて、より均一な品質、性能を維持する事が出来ます。
詳しいお話や不明な点ございましたら、
是非お気軽にお問い合わせください。